札幌市立学校教職員の３年度休職　休務・休職者大幅に増加　精神疾患　ともに７割前後

（札幌市 2022-08-03付）

札幌市立学校教職員の休務・休職状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委がまとめた市立学校教職員の休務・休職状況によると、３年度は前年度と比べ、休務休職者が大幅に増加したことが分かった。３０日以上の休務者の総数に対する精神疾患の割合は６８・１％、休職者は７８・４％で、いずれも前年度に比べて大幅に増加。市教委は今後「管理職によるラインケアを徹底していくとともに、教職員相談室の積極的な周知やストレスチェックの活用などに取り組んでいく考え。

　３０日以上の休務者は、前年度比３３人増の２０７人。休職者は３８人増の１３９人だった。

　うち休務・休職者で精神疾患となっているのは、それぞれ１４１人、１０９人で、前年度から大幅に増加。３０日以上の休務者の総数に対する精神疾患の割合をみると、６８・１％、休職者は７８・４％で、前年度から大幅に増加した。

　市教委は「精神疾患は、公私共に様々な要因で発症するものであり、急増した理由は正直分からない」とし「今後、管理職によるラインケアを徹底していくとともに、教職員相談室の積極的な周知やストレスチェックの活用などに取り組んでいく」としている。

(札幌市 2022-08-03付)