札幌市内中学２年生がバレエ鑑賞　卓越した表現力を堪能　札幌市芸術文化財団が主催

（札幌市 2022-08-03付）

３年振りに劇場で開催。中学生２０００人が鑑賞した

　札幌市芸術文化財団は７月上旬、札幌文化芸術劇場ｈｉｔａｒｕの劇場で４年度青少年向けバレエ鑑賞事業を開催した。劇場での公演は３年ぶり。市内の中学校２年生約２０００人が来場し、東京バレエ団が「ドン・キホーテ」「ボレロ」の２作品を解説を交えながら上演した。

　事業は平成３０年１０月に札幌文化芸術劇場ｈｉｔａｒｕが開館したことから、芸術鑑賞を通して生徒の豊かな感性を育む機会を提供するために開催しているもの。札幌市・札幌市教委が後援している。

　対象は市内の中学２年生で、抽選で選ばれた学校のみが本場のバレエを鑑賞できる。

　２年度、３年度は新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、出演する東京バレエ団の来札が困難となったことから劇場公演を中止。また、来館鑑賞予定校を対象に実施を予定していた市民交流プラザ見学会も中止とした。

　これに伴い、動画共有サイトユーチューブなどで、１１月に上演した「白鳥の湖」第２幕と「ボレロ」を配信。また、事前に公演の内容やバレエおよび劇場の知識について分かりやすくまとめた資料を配布した。

　本年度は、３年ぶりに劇場で開催。市内の中学校２年生約２０００人が来場した。

　国内のみならず、世界でも喝采を浴びてきた東京バレエ団によるバレエの定番演目「ドン・キホーテ」、現代バレエの傑作「ボレロ」の２作品を解説を加えて上演した。

　鑑賞した生徒からは「ダンサーの方々の表現がすごい。有名な振り付けから知らない振り付けもあって見ていて飽きなかった」「言葉だけでなく、表情やダンスなどで気持ちを表現していて、とても魅力的だった」などの感想が寄せられた。

(札幌市 2022-08-03付)