札幌市　保育施設登園基準見直し　本人が陽性等で停止に　同居者濃厚接触で不可解除

（札幌市 2022-08-03付）

　札幌市は、市内保育施設における新型コロナウイルス感染者の登園基準を見直した。これまでは、園児の同居家族が濃厚接触者となった場合なども登園できないとしていたが、１日以降は基準から外した。今後は本人が陽性者となったり濃厚接触者となったりした場合のみ登園停止とする。

　ことし３月に設けた基準に変更を加えた。オミクロン株の特性や社会経済活動の維持といった国の方針を踏まえたもの。

　新たな登園停止の基準は、園児本人が①感染した場合は保健所の指示による療養期間が終了するまで②濃厚接触者となった場合は陽性者との最終接触日から５日目まで③発熱などの症状があり、ＰＣＲ検査を受けることが決まった場合は結果が確認されるまで―の３点。いずれも保育料の日割り返還の対象となる。

　これまでは、同居家族が濃厚接触者となった場合や症状がある場合も、登園停止の期間を設けていたが、１日以降は該当しないとした。

　また、休園対応については、感染が確認された園児や職員が発症の２日前以降に登園または出勤している場合などは、接触者を特定するために最大２日間程度の休園を要請することがある。ただし、感染者や濃厚接触者が多く、職員体制が整わない際には、休園期間が長くなる可能性があるとしている。

(札幌市 2022-08-03付)