ICT活用逆引き辞典作成へ　第１回ミーティングで取組確認　ニーズに応じミニ研修も

（道・道教委 2022-08-25付）

５９人が参加した

　上川教育局は１９日、オンラインで管内ＩＣＴ活用促進事業「プロジェクトＩＰＰＯ」第１回ミーティングを開いた。チームＩＰＰＯ構成メンバーのうち、各市町村教委から推薦を受けた教員と各市町村教委のＩＣＴ担当者５９人が参加。教員の実践例をもとに局独自のＩＣＴ活用リファレンスを取りまとめることなどを確認したほか、各市町村の利活用状況についてブレイクアウトルームで交流した。

　ＩＣＴ利活用推進に向け、各市町村の実践の交流を通し、課題解決に向けた教育関係者相互の連携を図るとともに、授業改善につながる資料等を作成し、管内および全道に発信することが目的。

　チームＩＰＰＯ構成メンバーのうち、各市町村教委推薦の教員３９人と各市町村教委ＩＣＴの担当者２０人が参加した。

　はじめに泉大吾教育支援課長が「これからは主体的・対話的で深い学び、個別最適な学び、協働的な学びなど授業の目的に応じた活用の仕方を探って行くことが大切」と話し、プロジェクト構成員の協力を求めた。

　続いて義務教指導班の髙橋哲雄主任指導主事が４年度事業概要について説明。プロジェクト立ち上げの目的や前年度の成果と課題、これを踏まえた本年度の取組を紹介した。

　８日に各市町村首長部局のＩＣＴ担当者を含めた拡大ミーティングを実施したことを報告。今後はＩＣＴ利活用の実践を集約・整理し、局独自でＩＣＴ活用リファレンス（逆引き辞典）として取りまとめるほか、教員のニーズに応じたミニ研修を実施する予定であることを伝えた。

　また髙橋主任指導主事がＩＣＴオンラインアンケート結果について解説。「授業でＩＣＴをどの程度利活用しているか」の問いに対して「約８割近い先生が毎日または週に複数回利活用していると回答した」と報告。その上で経験年数別の内訳を示し「１０～１９年の授業実践の中核を担う先生を中心に利活用が進んでいる」と分析した。

　このあと教員参加者は１１班のブレイクアウトルームに分かれて各市町村の利活用状況を、画面共有機能を活用しながら写真で紹介し合い、それぞれの実践を交流した。

(道・道教委 2022-08-25付)