札幌市　次期スポーツ推進計画　５年度後半策定目指す　国の計画踏まえきょう方向性

（札幌市 2022-08-25付）

　札幌市は、本年度が計画期間の最終年度となっている市スポーツ推進計画について、次期計画策定の作業を本格化する。国がことし３月に示した第３期スポーツ基本計画の内容などを踏まえ、市の実情に沿った内容を盛り込む方針。きょう２５日に開く市スポーツ推進審議会で方向性を示す。来年度後半の策定を想定している。

　市スポーツ推進計画は、今後１０年のスポーツ施策の在り方を示すもので、現行計画は、平成２５年度から令和４年度までの１０ヵ年となっている。元年度には、市が冬季五輪招致を表明したことなどから計画を見直した。

　８年度まで運用される国の第３期スポーツ基本計画に、新たな視点として①スポーツを「つくる／はぐくむ」②スポーツで「あつまり、ともに、つながる」③スポーツに「誰もがアクセスできる」―の３つが盛り込まれた。

　市の次期計画は、国の基本計画を踏まえた上で、市の実情に合わせた内容を設定する方針だ。

　市は計画策定に向けて、１８歳以上の市民４０００人を対象とした運動活動の実態調査や、スポーツ協会加盟の競技団体や障がい者スポーツ関連の競技団体などに対して計画策定に係るアンケート調査を実施。目標指数の設定の基礎データとして活用する。

　きょう２５日の市スポーツ推進審議会では、現行計画の達成状況や次期計画の方向性について委員に示す予定。来年度の後半の策定を目指す。

(札幌市 2022-08-25付)