道教委　白老町で移動教育委員会　胆振の教育高く評価　防災教育、ＣＳ設置状況等

（道・道教委 2022-08-29付）

１人１台端末の利用状況や胆振管内の教育について協議した

　【室蘭発】道教委は２５日、白老町公民館で４年度移動教育委員会を開いた。倉本博史教育長と委員４人が出席。学校における１人１台端末の利用状況や胆振管内の教育に関する状況などをテーマに話し合った。

　移動教育委員会は、札幌市以外の地域で教育委員会会議を開催・公開するもの。地域の人々に教育委員会の会議について理解を深めてもらうことで、開かれた教育行政の推進に寄与することを目的としている。

　この日、倉本教育長と委員４人が出席。会場では、管内教育関係者や地域住民ら約４０人が傍聴した。

　議案では「３年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書について」に続き、①学校における１人１台端末の利用状況等②胆振の教育概況―の２点について協議した。

　①では、委員が端末の持ち帰り状況について「コロナ感染などによって自宅待機となった児童生徒がオンラインで授業への参加を望む場合はどのような対応を実施しているか」と質問。道教委の担当者は「自宅待機となった場合は参加希望の有無を確認した上で、オンラインでリアルタイムに授業へ参加できる取組を導入している」と答えた。

　②では、胆振教育局の針ヶ谷一義局長が管内教育の現状や各市町・学校における取組を紹介。管内での学力・体力などの現状や地域と連携した教育活動の取組、防災教育の内容等を説明した。

　委員からは「火山を活用した防災教育の内容はとても充実していると感じた。平成３０年度に発生した胆振東部地震の記憶を風化させないように引き継いでほしい」「コミュニティ・スクールの設置状況が大いに推進されていて良い」などとの声が寄せられた。

(道・道教委 2022-08-29付)