留萌局主管　ミドルリーダー養成研修　自分考えさせる機会を　職員育成へコーチングなど

（道・道教委 2022-08-29付）

資質・能力の向上に向けて講話や意見交換等を実施した

　【留萌発】道教委は２３日、羽幌町立中央公民館で４年度留萌管内ミドルリーダー養成研修を開いた。管内の公立小・中学校、高校、特別支援学校のミドルリーダー２２人が参加。講話や意見交換、協議を通じて資質・能力の向上を図った。

　研修は、ミドルリーダーの必要性や役割について共通理解を図り、組織マネジメントの在り方などの研修を通じてワーク・ライフ・バランスに配慮しながら学校運営に主体的に関わり、協働して教育活動を改善充実できる資質や能力の向上を図ることがねらい。留萌教育局が主管となっている。

　留萌局の伊藤直人次長があいさつ。研修の趣旨に触れ「これからの自身のキャリアデザインをどう考えていくべきなのかを考える契機としてほしい」と呼びかけた。

　続いて、（株）Ｓ・ＰＬＡＮＥＴ代表取締役の瀬川弘絵氏が「若手職員育成のための～実践！コーチングコミュニケーション」と題して講話。参加者同士で自己紹介をさせたほか、若手職員育成に当たっての課題などを交流させた。

　瀬川氏は若手職員育成に向けて部下の強みや特徴、個性を知るほか、自分で考えさせる機会をつくる重要性を強調。コーチングのみならず、必要によってはティーチングやカウンセリングを実施するほか、目標設定をするなど学校としてバックアップすることを求めた。

　また、指導に当たっては「自分を知る力」「相手を知る力」「多様性を知る力」「それらを受け入れる力」などの人間基盤力の重要性を強調した。

　このあと、留萌市立留萌中学校の中村智江教頭が「学校におけるミドルリーダーとしての役割～自身の経験を通して」と題して講話。ミドルリーダーに必要な力や組織の大切さなどについて説明した。

　また、キャリアデザインについて意見交換した。

(道・道教委 2022-08-29付)