道　４年度学校基本調査速報値　小中高で９６３８人減　特別支援学級は過去最多に

（道・道教委 2022-08-29付）

４年度学校基本調査速報値（クリックすると拡大表示されます）

　道は２４日、４年度学校基本調査の道内の概要（速報値）を公表した。前年度に比べ在学者数は小学校で４３４３人、中学校で２１５５人、高校（全日制・定時制）で３１４０人の計９６３８人減少。小・中学校は過去最少となった。学校数は小学校が９６６校、中学校が５７３校となり、共に過去最少。一方、特別支援学級は小学校３１６４学級、中学校１４８１学級となり、どちらも過去最多となった。

　５月１日現在を調査期日とし、昭和２３年度から毎年文部科学省が実施しているもの。北海道関係分を道が取りまとめた。

　学校（園）数が最も減ったのは幼稚園で１９園の減、次いで小学校が１８校、中学校が１６校減少した。

　最も増加したのは幼保連携型認定こども園で２５園増加。義務教育学校も５校増え２０校となった。その他の校種は前年度と同数。

　在学者が最も減ったのは小学校で、４３４３人減。次いで幼稚園が４２９４人、高校（全日制・定時制）が３１４０人、中学校が２１５５人減などとなった。

　最も増加したのは幼保連携型認定こども園で１８５８人増。次いで義務教育学校が１１３４人増、高校（通信制）が９３５人増などとなっている。

　教員（本務者）数が最も減ったのは幼稚園で２５４人減。次いで中学校が１５６人、高校（全日制・定時制）が１２７人、小学校が１２６人減などとなっている。

　最も増えたのは幼保連携型認定こども園で４３４人増加。次いで義務教育学校が１５６人、各種学校が１４人の増。その他の校種は全て減少となった。

　学校数は、小学校が昭和３５年度の２３４３校をピークに、以降は平成６年度を除き毎年減少。中学校は昭和３７年度の１３５２校が最多で、平成８年度から減少が続いている。

　在学者数も、小学校は昭和５８年度から、中学校は昭和６２年度から減少し続けている。

(道・道教委 2022-08-29付)