専門研修、フューチャープラン　資質・能力向上へ研鑚　札幌市教委が各種研修

（札幌市 2022-09-01付）

教職員の連携の重要性について説明する石垣教授

　札幌市教委は８月中旬、生涯学習総合センターちえりあで、専門研修「人材育成１～職員室の心理学」および「ＳＡＰＰＯＲＯ　ＦＵＴＵＲＥ　ＰＬＡＮ」を開催した。専門研修では、北海道文教大学人間科学部健康栄養学科の石垣則昭教授による講話を実施。時間講師を除く臨時的任用教員を対象としたＦＵＴＵＲＥ　ＰＬＡＮでは、協議・演習を通して教員としての資質・能力向上を図った。

　午前中は、専門研修を開催。管理職や主幹教諭らを合わせて約８０人が参加した。

　研修概要の説明に続き、石垣教授が「職員室の心理学」を演題に講話。より良い職場環境をつくるための教職員同士の関わりなどについて解説した。

　教職員間の連携については「子どものより良い成長につなげるためには、職員室の人間関係は非常に大切なもの。いじめや学校内でのトラブルの多くは、人間関係の構築で未然に防ぐことができる」と強調した。

　その上で、対応や課題のある教職員への接し方については①具体的に良いところを褒める②自己認知・自己分析を促す③課題解決の具体を伝える―の３つを意識するよう求め、子どもの成長を促進するための職員室の環境改善を呼びかけた。

(札幌市 2022-09-01付)