音更町教委　地学協働へ市民教育試行　モデル校に小・中６校　ふるさと教育、模擬選挙など

（市町村 2022-09-27付）

　【帯広発】音更町教委は、来年度から本格始動する地学協働活動に向けて、子どもたちの将来の社会参画を重視した「シチズンシップ教育（市民教育）」を試行する。実施に当たり、町内小・中学校６校をモデル校に認定。１０～１２月にかけて、郷土愛を育むふるさと教育に加え、模擬選挙教室、消費者教育教室を展開する。

　町教委の福地隆教育長は本年度の教育行政執行方針において、幅広い地域住民の参画を得た地学協働活動をコミュニティ・スクール（ＣＳ）と一体的に推進し、学校を核とした地域づくりを推進することを明言。来年度の本格始動に向け、本年度は土台づくりに力を注いでいる。

　地学協働活動に関しては、地域人材による協力のもと実施できる教育活動を町教委が集約し、来年度以降に各校での活用を支援する予定。現在、各校から具体的な活動の要望を募っており、１２月ころまで人材にリストを完成させる見込み。

　今回は本格始動に先立ち、モデル校において模擬選挙教室と消費者教育教室を試行する。町選挙管理委員会や町消費生活センターが協力。木野東小学校、駒場小学校、東士幌小学校、西中音更小学校、鈴蘭小学校、駒場中学校の６校をモデル校に認定し、１０～１２月の間に各校で実践を重ねる。

(市町村 2022-09-27付)