恵庭市教委　全国学力等調査結果　中学校理科　全国以上　授業改善、端末活用を推進

（市町村 2022-09-15付）

　恵庭市教委は、本年度の全国学力・学習状況調査結果（速報版）を公表した。小学校算数と中学校数学は全国平均値よりやや下回ったが、中学校理科でやや上回った。今後は調査結果を踏まえ、より一層の授業改善とともに、１人１台端末のさらなる活用を進めていくとしている。詳細な分析結果は来年２、３月に公表する予定。

　本年度の調査は、市内小学校６年生５６９人、中学校３年生５９２人（国語は５９０人）を対象に実施した。

　各教科の平均正答率の状況は、全国・全道平均正答率と比較する形で、「上回る」（プラス５ポイント以上）、「やや上回る」（プラス２ポイント以上４・９ポイント以下）、「ほぼ同程度」（マイナス１・９ポイント以上プラス１・９ポイント以下）、「やや下回る」（マイナス４・９ポイント以上マイナス２ポイント以下）、「下回る」（マイナス５ポイント以下）の５段階で示した。

　小学校をみると、国語では、全国平均６５・６％、全道平均６４・４％とほぼ同程度。算数は全国平均６３・２％、全道平均６１・１％をやや下回った。理科は全国平均６３・３％、全道平均６２・９％とほぼ同程度だった。

　中学校をみると、国語は全国平均６９％、全道平均６８・６％とほぼ同程度。数学は全国平均５１・４％をやや下回り、全道平均４８・９％とほぼ同程度だった。理科は全国平均４９・３％、全道平均４９％をやや上回った。

　平成２６年度以降の推移では、全国平均との差がプラスマイナス５ポイント以内と、大きな差がみられない状況が続いている。

　市教委は、調査結果を受け、学校における授業改善などに生かし、１人１台端末のさらなる活用を進め、円滑な授業を促していくとしている。

　また、文部科学省の結果データをもとに、来年２、３月の公表を目指し、より詳細な分析を進めている。

(市町村 2022-09-15付)