中頓別町　幼小中一貫教育へ基本構想　８年度義務教育学校開校　幼児期からの教育課程構築

（市町村 2022-09-20付）

　【稚内発】中頓別町は、町立の認定こども園・中頓別小学校・中頓別中学校における幼児期から義務教育段階での一貫した教育の実現に向け、中頓別学園基本構想をまとめた。「まちの人とともにつくる　幼小中一貫した教育の実現に向けて」をコンセプトに３つの柱を設定。中頓別小と中頓別中を義務教育学校とし、８年度の開校を目指す。このほか、認定こども園における幼児期からのカリキュラム構築を進めていく。

　町は、前年度から８年度の義務教育学校開校を目指し、中学校校舎の建て替えや認定こども園・小学校・中学校が連携した取組を進めてきた。

　親子で参加できるワークショップや保護者アンケート、新しい学校づくりについてのアイデアを展示するパネル展「あったらいいな展」を開催。町全体で今後の学校について考える機会を提供してきた。

　これらの意見等を考慮し、町は「中頓別学園基本構想」を策定。「まちの人とともにつくる　幼小中一貫した教育の実現に向けて」をコンセプトに①まちのひととつくる学校②自然を活かした地域に学ぶ教育③グローバル化を見据えた英語教育の充実―の３つを柱に設定した。

　認定こども園では、遊びを通した学びの土台づくりとしてアプローチカリキュラムを計画。義務教育学校では、初等部（１～４年生）、中等部（５～７年生）、高等部（８～９年生）の３区分を予定している。

(市町村 2022-09-20付)