道教委活動状況 3年度点検評価 8項目「計画どおり」に コロナ禍対応の取組進む
(道・道教委 2022-09-28付)

 道教委は3年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書をまとめた。31の施策項目の総合評価は「計画どおり」が8項目、「概ね計画どおり」が7項目、「進展あり」が16項目、「進め方を検討」はゼロとなった。前年度より高い評価項目は5項目で、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、ICTを活用した施策の充実を図っている。

 効果的な教育行政の推進や道民への説明責任を果たすため、道教委は平成20年度から外部有識者(道教育推進会議)の意見を活用して事務の管理・実行状況について点検・評価を実施。報告書を議会に提出・公表することで施策へと反映させている。

 報告書は、教育委員会の活動状況と施策の推進状況、参考資料で構成。31の施策項目の取組の実施状況や課題、今後の方向性を整理している。

 各施策の推進状況では、目標指標の進捗率による定量評価と数字で図ることができない定性評価をもとに総合評価を行っている。3年度は「計画どおり」が前年度と比べ3項目減の8項目、「概ね計画どおり」が1項目増の7項目、「進展あり」が2項目増の16項目、「進展あり」が増減なしのゼロとなった。

 前年度と比べ高い総合評価となった項目は「国際理解教育の充実」「体力・運動能力の向上」「健康教育の充実」「幼児教育の充実」「本道の地域特性を踏まえた特色ある高校づくり」の5項目。増減なしは17項目、前年度を下回った項目は9項目。

 道教委は複数の項目で評価が下がった要因として、新型コロナウイルス感染症の影響による各種取組の中止や制約を挙げている。一方、運動動画「みんなでムーブ(キタキツネ)」の作成やコンテストの実施、ICTを活用した公開保育など、コロナ禍に対応した施策の充実を図っている。

 道教委は今回の結果を踏まえ、道教育推進計画の目標達成に向け、各施策の推進に引き続き取り組むとしている。

(道・道教委 2022-09-28付)

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