主体的・対話的深い学び推進へ ウェブ講座 10月開始 渡島局 毎週木曜に開設(道・道教委 2022-09-27付)
【函館発】渡島教育局は参加者が知りたい情報に応じて自由にコンテンツを選択できるオンライン講座「Pick re Seminar」(ぴっく・り・せみなー)を10月から開始する。学習指導要領で求められている「個別最適な学び」や「主体的・対話的で深い学び」などの本質を教員が着実に理解できるようにするためのセミナー。週1回の定期開設によって管内小・中学校教員の資質・能力を高めるとともに、学習効果の最大化を図っていく方針だ。
管内の学校訪問で「学習指導要領について今さら尋ねることができない」「情報量が多く誰に聞けば良いか分からない」といった教員の困り感が浮かび上がったことを踏まえ、企画したもの。
学習指導要領で求められている教員の専門的知識や指導技術、評価の在り方などを社会的背景から学び、着実に意図を理解できるような研修コンテンツを用意する。
具体的には教育局職員による説明のほか、参加者が座談会形式で日々の授業実践を交流する場を設定。
10月6日を皮切りに、毎週木曜日に開設し、当日参加できなかった教員向けとして、翌週月曜日に再度同じ講座を開く。
渡島局は現在「学習指導要領の背景」「主体的で対話的で深い学び」などをテーマとした5講座を企画中。5回目以降は参加者への意見を踏まえ、各教科の指導に関するものや実践的指導に優れた教員を紹介するような講座を検討するとしている。
参加対象は初任段階教員からミドルリーダーを想定しており、自由参加。
企画・運営に携わる松本了祐義務教育指導班主査は「知識を整理し、理論と実践を検証する場として、教員を支援していきたい。ぜひ、気軽に参加してほしい」と話している。
(道・道教委 2022-09-27付)
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