３定札幌市議会　きょうから代表質問　ＣＳ導入の考え方など　学校統廃合、人間尊重教育も

（札幌市 2022-09-28付）

　札幌市議会第３回定例会の代表質問が、きょう２８日から始まる。教育関係では、コミュニティ・スクール（ＣＳ）の導入に向けた考え方、学校の統廃合、子どもの人間尊重の意識を育む取組などについて質疑が行われる。

　きょう２８日は、村山拓司議員（自由民主党）、恩村健太郎議員（民主市民連合）、２９日は竹内孝代議員（公明党）、小形香織議員（日本共産党）、３０日は藤田稔人議員（自由民主党）、たけのうち有美議員（民主市民連合）が質問に立つ。

　村山議員は、市職員における育児休暇取得促進の取組をただす。市の男性職員の育休取得率は、政令市全体の中でも低調に推移している。ワークライフバランスの観点から、男性職員の育休取得を促進する取組を中心に質問する。このほか、市が本定例会で成立を目指している町内会に関する条例、冬季五輪招致に当たってのスケジュール感などに関する答弁を求める。

　恩村議員は、保育士等の人材不足に関連した市内保育園施設数の状況について質問する。

　竹内議員は、子どもの人間尊重の意識を育む取組について質問する。新型コロナウイルス禍で人とのつながりを実感する機会が減っている中、子どもたちが自分や他者の良さに気付き、自己肯定感を高める教育を具体的にどう進めていくかを問う。

　小形議員は、学校の統廃合について質問。地域の核としての機能も担う中、地域の実情に応じた学校配置について方向性をただす。また、給食費の無償化、子育て世代に対する負担軽減策を問う。

　藤田議員は、市におけるＣＳの導入に向けた考え方などを質問する。

　たけのうち議員は、子どもの権利擁護や子どもの医療費について市の考えをただす。

(札幌市 2022-09-28付)