札幌市建設局と札幌建協 働くイメージつかんで 北海学園大生対象に見学会
(札幌市 2022-10-04付)

札幌市建設局現場見学会
屯田高架橋の施工現場を見学する学生

 札幌市建設局と札幌建設業協会(岩田圭剛会長)は16日、北海学園大学の学生を対象とした現場見学会を開催した。工学部社会環境工学科2年生16人が参加し、市発注の3現場を見学。学生らは、大規模構造物の施工現場を目の当たりにし、建設業への興味・関心を深めた。

 見学会は、市の建設産業活性化推進事業の一環。就職活動に本格的に取り組む大学生に対し、建設現場で働くイメージをつかんでもらおうと、札幌建協との共催で開催している。

 この日は、学生16人が参加。「道道札幌北広島環状線仮称屯田高架橋上部新設」(㈱石山組施工)の現場では、新琴似第5横通と安春川をまたぐ橋梁を整備する様子を見学した。

 屯田高架橋は、上下線を分離整備するもので、本年度はR橋を新設。2径間連続鋼床版箱桁で、橋長158㍍、幅員10・75㍍。500㌧クローラークレーンを稼働し、総重量1081㌧の橋梁を架設している。16日現在の進捗率は約50%となっている。

 学生は、市建設局の鈴木紘太監督員と、現場代理人を務める石山組の古川昌行作業所長の説明を聞きながら、大型構造物の施工現場の迫力に見入っていた。

 鈴木監督員は「ダイナミックな工事に携わることができることは建設業の大きな魅力。一方で、小規模な工事でも地元に人に喜んでもらえるやりがいがある」と、建設産業を志す学生にエールを送った。

 見学会に参加した笹川流大さんは長大橋架設の様子を目にし、「建設産業への興味が一層増した。ぜひ自分も将来、現場の施工に携わってみたい」と話した。

 引率した北海学園大工学部の安藤直哉准教授は「コロナ禍で現場を直接見る機会が少ない。大規模な工事を間近で見ることで、建設業に就職するイメージをつくりやすくなる」と述べた。

 このほか、「豊平川水道水源水質保全管理センターほか新設」「3・2・616屯田・茨戸通仮称創成川橋上部新設」の2現場も見学した。

(札幌市 2022-10-04付)

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