札幌市中学校長会　１０月例会　時代に適した学校祭確立　いじめアンケート等確認

（札幌市 2022-10-14付）

富川会長は学校祭の在り方などについて述べた

　札幌市中学校長会（富川浩会長）は５日、ホテルライフォート札幌で１０月例会・研修会を開いた。各部の担当者が所管事項を報告し、悩みやいじめに関するアンケート調査に関わる留意点などを確認した。富川会長は、新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえた学校祭の在り方について示し「これからの時代にふさわしい学校祭の在り方がここ１、２年で確立していると感じている」と述べた。

　富川会長は開会あいさつで①学校祭の日程から見えるこれからの学校の在り方②当事者意識に立ち寄り添う大切さ③新入学生徒の情報データ引き継ぎ④事故報告⑤補正予算―の５点について説明した。

　学校祭については、オンラインを活用して保護者に公開する学校、生徒・教職員への負担を考慮し日程や準備期間のスリム化を図っている学校が増え、学校祭の在り方が変化しつつある状況を示した。

　コロナ禍の経験を踏まえ「アフターコロナを見通して明確なビジョンを描き、これからの時代にふさわしい学校祭の在り方がここ１、２年で確立していると感じている」と考察した。

　当事者意識については、とある研修会に参加したことを報告し、参加者との交流の中で「やったことがある人にしか分からない苦労」に触れたことを振り返った。

　アンケート調査の回答業務などを例に出し、回答をまとめる人への配慮ができていたかどうかなど「担当者へ寄り添う気持ちが大切だとあらためて実感した」と伝えた。

　議事では、各部の担当者が所管事項を報告。

　事務局は悩みやいじめに関するアンケート調査に関わる留意点、４年度補正予算などについて情報提供した。管理部は教育実習に関するアンケート調査の実施などについて連絡した。

　また、１９日から開かれる全日本中学校長会研究協議会北海道札幌大会の運営について申し合わせた。

(札幌市 2022-10-14付)