スマート農業関心深め　更別農高　最新農機を見学

（学校 2022-10-21付）

全学年が最新農機を見学した

　【帯広発】更別農業高校（伊與部明校長）は６日、同校のほ場で最新農機を見学した。三菱マヒンドラ農機（株）が協力し、畑のすき込み作業を実演。農機見学や講演会を通して、生徒たちは今後の農機や農業に関心を深めた。

　今回扱った三菱マヒンドラ農機の機械は、高性能ラバータイプディスクハロー。従来の農機だと畑のすき込みまで２工程あるが、同機械は１回で作業が完了する。すき込んだ作物や菌類が土に混ざりやすいよう設計され、燃料もかからないなど利点が多い。

　今回、同校７０周年事業によって生徒が制作した「ひまわりアート」の畑一面をすき込んだ。地域住民や町内の小中学生が連日足を運んだひまわり畑は、生徒や教職員にとっても思い出深い。

　全学年が時間を分けてラバータイプディスクハローに乗り込み、すき込み作業を体験。生徒たちは「高齢者も多くなり、このような機械があると作業量を削減できると思う」「スピードもあり、一度にすき込む量も多いので、乗っていて気持ち良かった」など、農機への関心を高めた。

　このあと、三菱マヒンドラ農機によるスマート農業講演会を実施。最新農機の性能等を説明し、農作業の苦労を削減するために、発想力や思考力を豊かにすることの大切さを伝えた。

(学校 2022-10-21付)