富良野小　１人１台端末活用　初の形式で児童会選挙　投票者などは手軽さ評価

（学校 2022-10-26付）

候補者演説などを黒板に映し１人１台端末で投票した

　【旭川発】富良野市立富良野小学校（内藤晃宏校長）は１３日、同校で１人１台端末を活用した初めての形式で児童会選挙を行った。グーグルフォームの電子投票システムを使用。タブレットの不具合等に関しては対処法に課題が残ったものの、投票者・選挙管理委員会からは手軽さを評価する声などが寄せられた。

　当日は黒板に２次元バーコードを印刷したプリントを掲示し、一人ひとりが読み取ってフォームにアクセス。選挙管理委員会からの連絡や候補者演説は体育館の様子をズームでつないで各教室に流した。

　投票したのは４年生以上の児童。会長、６年生の副会長、５年生の副会長、５年生の書記、４年生の書記の計５人を選出した。

　投票した児童は「ワンタップで完了できる手軽さが良く、やりやすかった」「紙での投票は用紙が破けたりすることがあるが、その心配がない」などと感想を述べた。

　選挙管理委員長の６年生・髙橋晃大さんは「開票作業を楽しみにしていたので少し残念。仕事が軽減されて良かった部分もあった」と。またメリットとして無効票が減るところを挙げた。

　担当の倉家亨教諭は「集計作業軽減のため端末を活用した。集計作業は楽になり、児童も戸惑うことなく投票できた」とする一方「タブレットの不具合等が出た場合の対処法に課題がある」と述べた。

(学校 2022-10-26付)