働くことの意義学ぶ　釧路市共栄中　職場体験

（学校 2022-10-28付）

ＧＰＳを活用して土の中に隠した木杭を探索した

　【釧路発】釧路市立共栄中学校（田中君枝校長）の２年生は１３日、総合的な学習の時間の一環として職場体験学習を行った。管内の企業等２０ヵ所に２年生約８０人が訪問。職場体験を通して、生徒たちはそれぞれの仕事内容について理解を深めた。

　当日、２年生の生徒約８０人は、管内の調剤薬局、建設企業などに職場訪問として訪問。このうち８人の生徒は釧路市内の建設企業・坂野建設㈱へ職場体験に訪れた。はじめに現場事務所で公共事業を担う建設業の役割・建設現場における生産性向上と魅力ある建設現場を目指す取組「ｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ」について説明を受けた。

　このあと、釧路開発建設部発注の「国営緊急再編整備阿寒地区区画整理阿寒第６工区」の現場へ移動。３次元測量機器（空撮３Ｄ測量機器・人工衛星を活用した測量機器）について説明を受けたあと、ＧＰＳを使って土の中に隠した木杭を探索する作業やドローンの操縦体験を行った。このほか、別現場でＩＣＴバックホーの操縦体験などを行った。

　自分の造ったものが形に残る建設業に憧れを持ち、同社の職場体験に第１希望で参加を望んだと話す中村茉稟さんは「ＩＣＴバックホーの操縦体験がとても印象に残っている」と話した。

　引率した澁谷徹教諭は、職場体験について「“働くということとは何か”を学ぶきっかけになれば」と期待を寄せた。

(学校 2022-10-28付)