泊小　アーチ橋づくり体験　壊れない橋に興味津々　建設企業協力　重機試乗も

（学校 2022-10-26付）

体験を通じて建設業について理解を深めた

　【小樽発】泊村立泊小学校（太田雅則校長）の３・４年生１３人は１９日、地元建設業者の茅沼建設工業（株）の裏倉庫で、れんがによるアーチ橋作りの体験学習を行った。３班に分かれてアーチ橋を製作したほか、同社が所有する建設機械の見学・試乗体験などを行い、建設業について理解を深めた。

　取組は、子どもたちに建設業に興味を持ってもらうことなどを目的に、村内で公共工事を担当する同社が地域貢献活動の一環として実施しているもの。平成２５年から始まり、今回で１０回目。

　当日は同社職員のほか、日本高圧・吉本・ドーピーＪＶが協力。泊小の３・４年生１３人が参加した。はじめにアーチ橋作りについて説明を受けたあと、同社の職員らがアーチ橋作りのデモンストレーションを行った。このあと３グループに分かれ、それぞれれんがを型枠に積み上げ、橋作りを体験した。子どもたちは出来上がった橋に乗ると「砂と水でくっつけたのに壊れない、不思議！」と歓声を上げた。

　最後に建設機械の見学と試乗体験を実施し、子どもたちは高所作業車やロータリーなど３台に試乗した。「海が見えるくらい高くまで上がって楽しかった」と笑顔で感想を述べた。

　草薙博昭社長は「きょうの体験を通じて建設業に興味を持ってもらえたら」と期待を込め、子どもたちに対し「ことしは中学生のインターンシップを行い、実際に建設機械の操縦なども体験してもらった。ぜひ皆さんも中学生になったら参加してみて」と呼びかけた。

　太田校長は「地域の企業がキャリア教育に関わり、こうして教材を提供していただけるのは大変ありがたい」と謝意を示した。

(学校 2022-10-26付)