開校３０周年の札幌星置東小　応援歌「星に」制作　未来へ思い込め 来月公開

（札幌市 2022-10-27付）

ミュージックビデオ撮影でドローンに向かって笑顔で走る児童

　ことし開校３０周年を迎えた札幌市立星置東小学校（佐々木雅哉校長）は、記念のオリジナル応援ソング「星に」を制作した。全校児童らから募った好きな言葉やエピソードをもとに、道内を拠点に活動するシンガーソングライター・まえだゆりなさんが作詞・作曲を担当。児童らの未来への前向きな思いが詰まった曲に仕上がった。来月１日に公開する。

　平成５年に開校した星置東小はことしで３０周年を迎えた。本来であれば記念式典を行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し、応援ソングを制作するプロジェクトを企画。コロナ禍でも思い出に残る体験をしてもらおうと、ＰＴＡとも連携し、作詞・作曲は函館市を中心に道内で活動するまえださんに依頼した。

　５月から６月にかけて、全校児童から、今までで一番楽しかったことや悲しかったエピソード、将来の夢や好きな言葉を集めた。児童は「野球大会で良い結果を残せた」「クラス替えが悲しかった」といった出来事や「看護師になりたい」「学校の先生になりたい」など将来の夢、「希望」「大丈夫」「絆」と歌にしたい言葉を思い思いにしたためた。　

　まえださんは、全てに目を通して歌詞を書き上げ、応援ソング「星に」を完成させた。歌詞には「悔しい時涙を流して　楽しい時は笑って　そんな僕らの毎日が輝きだすんだ」「間違ったり　怒られたり　落ち込んだりすることもあるけれど　大丈夫だよ　いろんな色で輝くから」といった前向きな言葉を盛り込み、明るくアップテンポな曲調に仕上げた。

　ミュージックビデオの撮影も数日かけて同校で行い、児童らが出演。学校生活の様子や、ドローンを使って上空から校舎を撮影した。

　６年の武中海空さんは「みんなの言葉が形になってうれしい。歌うのが楽しみ」と声を弾ませた。前田真奈美教頭は「大切に歌い継いでいければ」と話した。

　完成した応援ソングは、開校記念日の１１月１日に合わせて児童に発表する。午前１１時１分に、同校のユーチューブチャンネルでも公開する。

(札幌市 2022-10-27付)