生涯学習推進構想アンケート　新規設問に遠隔学習等　札幌市教委　年度末公表へ

（札幌市 2022-10-27付）

　札幌市教委は、第３次生涯学習推進構想の達成状況などを把握するため市民対象のアンケート調査を実施している。前回調査の設問のほか「インターネットなどを利用したオンライン学習を行っているか」などを追加。集計結果は本年度末をめどに公表する予定。

　第３次生涯学習推進構想は平成２９年度に策定。目指すまちの姿を「市民の学びとつながりが　豊かな未来を築くまち　さっぽろ」と掲げ、「学びを生かして未来を創造する人づくり」「学びで育むつながりづくり」「学びを支える環境づくり」の３つの基本施策のもと、７つの方向性と２２の施策を推進している。

　策定から５年が経過したため、市民ニーズおよび成果指標の達成状況を把握するため無作為抽出で選ばれた市民５０００人を対象にアンケート調査を行う。

　前回平成２７年の調査と同様の設問とし、新型コロナウイルス感染症の影響による学習環境の変化などを踏まえ、新規設問を追加。「身近な学びの場として公共施設をもっと利用したいと思うには何が必要か」「あなたが取り組んでいる学習や活動によって“つながり”ができたか」「インターネットなどを利用したオンライン学習を行っているか」など６問を加えた。

　調査の締め切りは３１日。今後、市教委で集計を進め、本年度末をめどにホームページ等を通じて公表する予定だ。

(札幌市 2022-10-27付)