札幌市給食栄養士会　健康等の調査　毎日朝食　小学生８５％　週２～３日以上運動小中７割超

（札幌市 2022-11-07付）

　札幌市学校給食栄養士会（千葉直美会長）は、４年度札幌市の児童生徒の健康と食生活に関する調査中間集計結果をまとめた。生活リズムについて、小学生の５２・２％が夜１０時より前に、中学生の３６・６％が１１時からの５９分間で就寝している。朝食を毎日食べる児童生徒の割合は、小学生が８５・２％、中学生が７７・２％。運動習慣について、小学生の８１・９％、中学生の７３％が「ほとんど毎日」「週に２～３日」運動していることが分かった。

　調査は、札幌市の児童生徒の食生活等の実態を把握することで、学校における食に関する指導の充実を図るとともに、児童生徒に望ましい食習慣を身に付けさせることを目的に平成２６年度から実施している。

　対象は、小学５年生と中学２年生。ことし６月から１ヵ月間の期間に実施した。

　調査結果をみると、生活リズムについて、小学生では、夜１０時より前に就寝する割合が５２・２％、１０時からの５９分間で就寝する割合が３６・１％、１１時からの５９分間で割合が９・１％、１２時以降の就寝が２・６％。中学生では、夜１０時より前に就寝する割合が９・５％、１０時からの５９分間で就寝する割合３１・１％、１１時からの５９分間で就寝している割合が３６・６％、１２時以降に就寝する割合が２２・８％となっている。

　朝食を「毎日食べる」割合は、小学生が８５・２％、中学生が７７・２％で、いずれも同会が目標に掲げる「毎日朝食を取る小学５年生、中学生の割合１００％」には届かなかった。

　朝食の内容をみると、小学生は「主食と主菜」が３６・２％で最多。「主食と主菜と副菜」がそろっている割合は２７・１％で「主食のみ」の２７・２％を下回った。

　中学生も「主食と主菜」が３７・７％で最も多く、「主食のみ」が２７・３％、「主食と主菜と副菜」が２６・４％と続いた。

　体調について、体のだるさ、疲労を「いつも感じる」「時々ある」の割合は、小学生が６４・９％、中学生が８０・７％となった。

　運動習慣については、小学生の８１・９％、中学生の７３％が「ほとんど毎日」「週に２～３日」運動している。一方で、体を動かす遊びや休み時間の運動を含めても「全くしない」「週に１日くらい」の割合は、小学生が１８・２％、中学生が２７％となった。

(札幌市 2022-11-07付)