札幌市 外国人人口が増加傾向に 過去最多1万5418人 0~19歳 1404人(札幌市 2022-11-04付)
札幌市がまとめた10月1日時点の住民基本台帳に基づく外国人人口は、前月比346人増の1万5418人で平成24年の統計開始以来、過去最多を更新した。0~19歳の子どもの人口も過去2番目の1404人。コロナ禍で減少傾向にあったが、入国制限の緩和後から徐々に増加に転じている。今後、日本語指導が必要な児童数の増加も見込まれる。
国籍別では、中国の4759人が最多で、韓国が2644人、ベトナムが1765人。ベトナム人の人口をみると、24年10月時点では36人で、人口増加数が最も多かった。
0~19歳の人口は令和2年2月の1413人が過去最多で、今回、ほぼ同水準の1404人となった。前月比54人増加している。
内訳をみると、0~4歳が437人で、10年前の24年と比べて129人増えた。このほか、5~9歳が323人(124人増)、10~14歳が258人(53人増)、15~19歳が386人(104人増)で、全体の10・6%を占めている。
区別では、中央区が288人と最も多い。北区が258人、東区が234人と続く。
市によると、外国人人口の増加傾向は「コロナ禍以前の状況に戻りつつある」という。
市の外国人人口は統計開始以来、右肩上がりに増えている。平成31年の出入国管理および難民認定法施行で、外国人労働者の受け入れが拡大したあとの令和2年2月には、過去最多の1万5073人に達した。その後は、新型コロナの感染拡大状況に伴って減少。政府がことし3月から制限を段階的に緩和したあと、再び増加に転じている。
0~19歳の人口についても「特に両親と一緒に入国する低年齢層は、若年層の増加傾向に伴って、増える見通し」といい、日本語指導が必要な児童数の増加も見込まれる。
(札幌市 2022-11-04付)
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