中頓別町　義務教育学校の施設概要　地域一体で子の成長促進　社会教育施設併設し３ゾーン

（市町村 2022-11-10付）

　【稚内発】中頓別町は、８年度の開校を予定している義務教育学校と社会教育施設を併設した「まちの人とともにつくる人生１００年の学びの拠点」の概要等をまとめた。同施設は「義務教育学校」「地域および学校共用」「社会教育」の３つのゾーンに分け、地域と学校が一体となって子どもの成長を促すとともに、生涯学習の推進を図っていく。

　町では、今後の人生１００年時代に向け、生涯教育の重要性を認識。創造的な活動のほか、伝統的文化・スポーツ活動の存続のため、社会教育施設の再編・充実について検討してきた。

　学校と地域の交流・連携を推進し、地域が一体となった学校・社会教育の充実等を図るため、校舎に社会教育施設の併設を計画。中頓別小学校・中頓別中学校の義務教育学校と社会教育施設が一体となった「まちの人とともにつくる人生１００年の学びの拠点」として整備することにした。

　施設については「義務教育学校」「地域および学校共用」「社会教育」の３つのゾーンに分けて教室等を整備する。

　義務教育学校ゾーンでは、普通教室のほか、全校生徒で給食を楽しめる規模のランチルームの設置を計画している。

　地域および学校共用ゾーンでは、特別教室として音楽室・美術室兼図工室・木工室（技術室）・調理室・外国語室を設ける。

　社会教育ゾーンでは、町立図書館と学校図書室として活用する図書ゾーンを設置。このほか、発達支援・放課後デイサービスや学童スペースなどを整備していく。

　町では、１０月３１日に「まちの人とともにつくる人生１００年の学びの拠点基本設計」を公募型プロポ―ザルで公告。１２月下旬に受託候補者を決定する予定となっている。

　受託者を決定したあと、基本設計・実施設計を５年度中に完了。６年８月からの着工を目指す。

(市町村 2022-11-10付)