北広島市教委　４年度全国学力等調査　小学校国・理が全国超　中学校　３教科で全国同様

（市町村 2022-11-09付）

　北広島市教委は、４年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。教科に関する調査をみると、小学校では国語・理科が全国平均を上回った。中学校では３教科とも全国平均と「同様」だが、やや下回る結果となった。

　本年度の調査は、市内の小学校９校の６年生４３４人、中学校７校の３年生４７７人を対象に実施した。

　各教科の平均正答率の状況は、全国・全道平均正答率と比較する形で、「高い」（９ポイント以上）、「やや高い」（３ポイント以上８・９ポイント以下）、「同様」（マイナス２・９ポイント以上２・９ポイント以下）、「やや低い」（マイナス８・９ポイント以上マイナス３ポイント以下）、「低い」（マイナス９ポイント以下）の５段階で示した。

　教科に関する調査をみると、小学校国語・算数・理科とも全国平均との差が、プラスマイナス３ポイント以内で「同様」の状況。国語・理科は全国平均を上回った。

　中学校は、３教科ともマイナス３ポイント以内で全国平均と「同様」だが、全国平均をやや下回る結果となり、特に数学は大きな差が見られた。

　児童生徒質問紙調査のうち、小学校で「自分で計画を立てて勉強している」と回答した児童の割合は、全国・全道平均と比べて高い数値を示した。

　「将来の夢や目標を持っている」「いじめはいけない」と回答した児童の割合も、全国平均より高い数値を示した。

　中学校をみると、「学校に行くのは楽しい」の割合が全国・全道平均より高い。

　タブレット等、ＩＣＴ機器について授業での活用は、「ほぼ毎日」「週３日以上」で、全国・全道平均を下回った。

　学校質問紙調査では、「小中の教育課程の継続」「コミュニティ・スクールを生かした地域との協働」などが特に全国平均を大きく上回った。

　市教委は「市内全ての学校において調査結果を真摯に受け止め、児童生徒一人ひとりの学力の状況を焦点化し、全教職員の共通理解と協働によって日々の授業改善を進める」としている。

(市町村 2022-11-09付)