札幌市教委等　５年度オリパラ事業　研究推進校拡充を検討　五輪選手ら招き講演や体験学習

（札幌市 2022-12-05付）

　札幌市教委と札幌市スポーツ局は、５年度のオリンピック・パラリンピック教育推進事業について、一部の研究課題で研究推進校数の拡充を検討している。オリンピアン・パラリンピアンやその指導者らを学校に招いて講演会を行う学習、オリンピアン・パラリンピアンや学識経験者らを講師に招いて行う体験的な学習の充実を図る方針だ。

　事業は、オリンピック・パラリンピックの理念や価値について理解を深めるための教育について学校で実践的研究を行い、研究成果や検証結果等について普及・啓発することによって、市の学校教育の充実に資することが目的。市教委が平成２８年度から開始し、２９年度からは市教委とスポーツ局で事業を進めている。

　研究課題として①オリンピアン・パラリンピアンやその指導者等を学校に招いて講演会を行う学習②オリンピアン・パラリンピアンや学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習③札幌オリンピックミュージアムを活用した学習―の３点を設定。研究課題ごとに研究推進校を指定し、教育課程に位置付けられている教育活動と関連を図った研究を行っている。

　①と②について、小・中学校、中等教育学校、高校、特別支援学校それぞれ１５校程度を指定しているが、５年度は若干数の拡充を検討している。より一層のオリンピック・パラリンピック教育の充実を図る方針だ。

(札幌市 2022-12-05付)