道教委等学校給食コンクール　七飯町が最優秀賞に　生徒考案ハンバーグなど４品

（道・道教委 2022-12-23付）

七飯町学校給食センターが発表した献立

　道教委と道学校給食会（松本邦由理事長）は２０日、道学校給食コンクールをオンラインで開催した。テーマ「地域自慢の“ほっかいどう満載”レシピ～道産食材を適度な塩分でおいしく食べよう」のもと、道内から選ばれた４チームがレシピを発表。町内の中学生が考案したエゾシカハンバーグなど４品を発表した七飯町学校給食センターが最優秀賞に輝いた。

　学校における食育を推進するため各地域で実施されている様々な地場産物を活用した特色のある献立を全道に広め、食事内容の充実・向上、調理技術、衛生管理の研鑚意欲の高揚に資することがねらい。

　１次審査を経て由仁町学校給食センター、札幌市立北野台小学校、七飯町学校給食センター、大空町東藻琴学校給食センターの４チームが出場した。

　開会に当たり中澤美明学校教育局指導担当局長は、栄養の偏り、不規則な食事など現代の食生活の課題を踏まえ、適度な塩分量に視点を置いた食に関する指導の充実、望ましい栄養バランスの家庭・地域への情報発信を呼びかけた。

　続いて各チームが発表。風味や酸味、香辛料の利用など減塩の工夫、家庭でおいしく食べるポイント、家庭や地域と連携した取組を伝えた。

　審査の結果、七飯町学校給食センターの藤井愛夏栄養教諭が発表した献立が最優秀賞を受賞。献立は調味料をタネに混ぜ込むことでソースなしでもおいしく食べられるエゾシカハンバーグや、カツオとコンブ、牛乳、酒かすでうま味や風味を加えることで減塩に工夫を凝らしたかす汁など４品となっている＝写真＝。

　七飯町では地場産物を活用した給食を提供する「プレミアムななえデー」を設定し、地産地消について学習しながら新メニューを考案するなど食育の充実を図っており、ハンバーグは町内の中学生が考案したメニューとなっている。

　優秀賞には、地元食材をふんだんに使った豚汁やほっけのねぎみそ焼きなどのレシピを発表した大空町東藻琴学校給食センターが選ばれた。

(道・道教委 2022-12-23付)