道教委 ＩＣＴ活用基礎研修　明日からの活用へ一歩！　約５００人がクラウド操作体験

（道・道教委 2022-12-20付）

　道教委は７日からＩＣＴの活用に苦手意識を持つ教員を対象とする「ＩＣＴ活用ベーシック操作校内研修」を開催している。授業や校務で活用できる初歩的なクラウドサービスの操作方法を解説し、参加者は実際に操作を体験。４日間で５００人を上回る教員が参加する予定で、あすからの授業改善へ研鑚を深めている。

　道立学校では本年度の新１年生からＢＹＯＤによる１人１台端末の授業が開始。研修は端末の活用に必要な知識・技能を習得して授業等での効果的な活用を図るため新たに開催したもの。

　参加者多数のため日数を分散し、７、９、１４、１９日の４日間で開催している。

　初日ははじめに、ＩＣＴ教育推進課の佐藤公敏係長が研修の趣旨について説明。「ＩＣＴを活用した授業を推進するには、アンケート機能や同時編集機能など、どの教科・科目でも共通して利用できるクラウドサービスを使用してまず使ってみることが大切。経験を通して実感した良さや効果を踏まえ、授業改善のツールとして役立ててほしい」と呼びかけた。

　続いて同課の田野大介主任指導主事がクラウドサービスの基本的な操作方法を説明。クラスルームやグーグルフォームにおける小テストの作成方法やジャムボードを使った協議用ワークシートの作成、ファイルの同時編集の方法を伝え、参加者は自分のペースで操作を体験した。

　最後に佐藤係長は道教委のＩＣＴ活用ポータルサイトにある各種コンテンツを紹介。クリックすることで得たい情報を入手するチャットボット、オンライン研修「いつでも研修プログラム」、クラウドのヒントを集めた「ミニハンドブック」などを取り上げ、積極的な活用を求めた。

　参加者からは「初心者だが自分でもクラウドを操作できてうれしかった」「授業に役立てられるよう計画的に活用していきたい」「説明を受けた内容をすぐに実践したい。ＩＣＴのハードルがずいぶん下がった」などの声が寄せられた。

(道・道教委 2022-12-20付)