道教育大岩見沢学生がデザイン　子を温かく見守り育む　４月開校福移学園　校章決定

（札幌市 2023-01-06付）

福移学園の校章

　ことし４月に開校する札幌市立義務教育学校福移学園の校章が決定した。道教育大学岩見沢校の学生がデザインを担当。学校や地域で児童生徒を温かく見守り、育んでいく思いを込めた。

　福移学園は、市立福移小中学校（瀧澤佳実校長）を再編して開校する、札幌市第１号の義務教育学校。これまでは、小中それぞれに校章があったが、開校に伴い新しい校章を制定した。

　デザインは、道教育大岩見沢校の地域連携活動事業として、芸術スポーツ学科美術文化専攻の学生が担当した。

　福移小中を訪れた学生に、歴史や伝統、義務教育学校開校への思いなどを伝えた上で制作してもらい、最終的に児童生徒と教職員による投票で決めた。

　校章は「福移学園」の文字を包み込むようなデザイン＝写真＝。様々な人とのつながりを大切にしながら、児童生徒たちを見守り、育んでいく学園でありたいとの思いを込めた。また、鳥の翼のようにも見え、学校を巣立って、それぞれの道へ羽ばたいていってほしいという願いも表現した。

　児童生徒たちには、昨年１２月１２日に校内放送で決定を知らせた。また、２３日に開いた保護者向けの学校説明会でも発表した。

(札幌市 2023-01-06付)