札幌市教委　学校給食費公会計化で　基準献立を全市統一へ　運営委が部会設置し検討

（札幌市 2022-12-27付）

　札幌市教委は、学校給食の統一基準献立について検討するため市学校給食運営委員会に諮問した。学校給食費の公会計化の開始に伴うもので、これまで行政区ごとに異なっていた基準献立を全市で統一する。学校給食運営委員会は、１９日に学校長、保護者、栄養士らで構成する部会を設置し、６年度分の統一基準献立について検討を進めていく。

　市内の学校給食は、行政区ごとのブロックで作成した基準献立をもとに、各学校で食指導や行事に合わせて予定献立を作成。５年度から始まる学校給食費の公会計化に伴い、献立に基づき購入する食材費等は、給食費の保護者徴収の基礎となり得ることから、全市で統一した基準献立によって給食を提供する。

　一方、現状の基準献立作成過程では栄養教諭以外の意見を聞く機会がないため、学校長、保護者など様々な見地からの意見聴取や検討する必要性に鑑み、６年度分の統一基準献立について学校給食運営委員会に諮問した。

　運営委員会は、１９日の第４回会議で専門的に調査・審議するための部会を設置し、検討を開始した。

　部会は小・中学校長、ＰＴＡ関係者、栄養士、調理員で構成。今後、これまでの献立の評価および課題の検証、統一基準献立案の検証、答申案の作成などを行い、５年度中に答申する予定だ。

(札幌市 2022-12-27付)