道教委　６年度教員採用選考検査　合格発表２週間前倒し　採用予定は５年度と同規模

（道・道教委 2023-01-16付）

　道教委は６年度教員採用候補者選考検査の概要（１２月時点予定）を公表した。民間企業の就職活動の早期化に対処するため合格発表の時期を例年より２週間程度前倒しし、９月２９日に設定する。来年度からの定年延長による採用者数の減少を懸念する声もあることから採用予定者数は５年度と同程度であることを示した。

　１次検査は６月１８日、２次検査は８月４～６日に実施する。合格発表は９月２９日を予定している。

　前年度からの主な変更点をみると、第２次検査の札幌会場を２会場から３会場へと増やし、道内７会場とする。

　中学校（特別支援中等部）および高校（特別支援高等部）の区分では、音楽の実技検査を楽譜の初見視唄から指定課題曲（予定曲コールユーブンゲン）の歌唱に変更する予定。

　前年度の小学校に続き中学校（特別支援中等部）・高校（特別支援高等部）区分の体育の実技検査は中止。高校教諭の情報区分では、情報処理技術者試験（基本情報技術者試験）以上の合格者の専門検査Ｉを免除する予定。

　第１次検査の加点措置として、小・中学校、高校の区分では特別支援学校教諭免許取得（見込み）者を加点対象に追加する。

　教職大学院修了者を対象とした特別選考も新たに開始し、受検者は第１次検査が免除となる。

(道・道教委 2023-01-16付)