学力向上へ研鑚　釧路局　授業改善研修会

（道・道教委 2023-01-13付）

　【釧路発】釧路教育局は昨年１１月の３日間、第２回授業改善研修会をオンライン開催した。３日間で約１３０人が参加。道教委学校教育局義務教育課義務教育指導係の平嶋大係長ら４人による講義を通して、参加者は自己の授業改善に向けて研鑚に努めた。

　研修会は４年度ＫＵＳＨＩＲＯ学力向上推進プロジェクトの一環として行ったもの。日常の授業改善に必要な資質と能力の育成・向上を図ることを目的として、昨年５月に引き続き開催。対象は小・中学校の教諭で、３日間で約１３０人が参加した。

　国語科は学力向上推進課学力向上政策係の丸山敏儀主査、算数・数学科は学力向上推進課学力向上政策係の森茂之主任指導主事、理科は、義務教育課義務教育指導係の柳沼慶祐主任指導主事が講師を務め、科目ごとに研修会を行った。

　各講師は、４年度全国学力・学習状況調査でみられた管内の課題を踏まえた授業改善を実現するために「育成を目指す資質・能力を明確にした授業づくりをすること」「各教科等で育成を目指す資質・能力の育成に向けてＩＣＴを活用すること」など授業改善のポイントを説明した。

　このあと、ＩＣＴを活用した授業改善の方法を具体化・明確化するために、これまでの自身の取組や課題、改善策について協議を行った。

　このほか、３日間を通じて平嶋係長が「ＩＣＴの効果的な活用について」と題してＩＣＴの有効的活用に向けたポイントなどを紹介した。

　参加者からは「国語科の指導と評価の一体化について、具体例と併せて説明いただき理解を深めることができた」「学習指導要領に基づいて数学的活動を位置付けることや、実生活における事象から問題を見いだすプロセスの大切さについて勉強になった」「理科の授業を行う上で、どのような資質・能力の育成を目指していく必要があるのか、理解を深めることができた」などの声が上がった。

(道・道教委 2023-01-13付)