道教委４年度職員表彰　空知・上川局の１５人に　研修機会確保や学力向上に貢献

（道・道教委 2023-01-13付）

左から今井指導主事、藤本主査、倉本教育長、望月主査、髙橋主任指導主事

　道教委は４年度道教委職員表彰の受賞者を決定した。オンラインやユーチューブを活用して研修機会の確保に取り組んだ空知教育局の職員６人、管内全体の学力向上に向けた意識高揚や授業改善の好事例を普及させた上川教育局の職員９人の計１５人が優秀賞を受賞した。

　表彰は、職員の志気の向上や職場の活性化を図るため平成２６年度から開始。教育委員会の施策に関して道民サービスの向上、事務改善・経費節減などに努力し、責任の遂行や業務運営等で特に他の模範となる行為があり、成績顕著な職員を表彰している。本年度は最優秀賞の該当者はなく、優秀賞のみの表彰となった。

　空知局の職員６人は、教員の交流や研修機会が大幅に減少している現状を踏まえ、若手教員の指導力向上や授業改善に資するオンライン研修や研修動画を配信することで受講者の負担軽減と研修機会の拡充を図った。

　研修動画は体育専科教員による体力向上の取組やＩＣＴ端末の活用実践の説明動画を配信し、管内の特色ある教育活動やミドルリーダーの協力による学校向けの動画を視聴できる環境を整備した。

　上川局の職員９人は、全国学力・学習状況調査の平均正答率の経年変化を分析し、成果を上げている学校の好事例を会議や研修の場で紹介。また、校長の学力向上マネジメント力向上に向けた局独自の研修会の開催や校内研修で活用できる模擬授業動画の配信に取り組んだ。

　１人１台端末の活用に向けては「一人の百歩より百人の一歩」を目指す「プロジェクトＩＰＰＯ」を開始。管内の全市町村に推進リーダーを置いて研修や実践事例をオンラインで発信し、全道の教員が授業改善に活用できる環境の整備に努めた。

　表彰式は１２月下旬に挙行。職員４人に表彰状を手渡し、教育行政の推進に貢献した功績をたたえた。

　取組を行った職員はつぎのとおり。

▼空知教育局＝オンラインおよびユーチューブを活用した研修機会の確保（３年５月～）

▽藤本博主査

▽中山智洋主任指導主事（３年度のみ）

▽今井寛指導主事

▽大西修指導主事（３年度のみ）

▽佐々木明指導主事

▽岩渕彩梨紗指導主事

▼上川教育局＝上川　Ｂｅｓｔ　Ｐｒａｃｔｉｃｅ～学力向上ロードマップの具現化に向けて（３年９月～）

▽望月俊綱主査

▽髙橋哲雄主任指導主事

▽菅野裕介主任指導主事

▽佐藤由佳主任指導主事

▽鎌田隆仙主任指導主事（３年度のみ）

▽佐藤鮎美主任指導主事（３年度のみ）

▽高橋明子指導主事（４年度のみ）

▽玉置ゆり子指導主事（４年度のみ）

▽室矢素宏指導主事（４年度のみ）

(道・道教委 2023-01-13付)