札幌市教委 ４年度校種間人事交流　校種またぎ計２９人異動　発達段階踏まえた活動充実へ

（札幌市 2023-01-30付）

　札幌市教委が毎年実施している校種間人事交流の４年度実施状況がまとまった。子どもの発達段階や成長を踏まえた教育活動の一層の充実を図ることを目的に実施しているもの。４年度は、小学校から１４人、中学校から１１人、高校から４人が学校種をまたいで異動した。

　市教委は、小学校から中学校、小学校から特別支援学校など、学校種をまたいだ人事異動を行っている。

　校種間の人事交流は、教職員が子どもの育ちや学びを連続して捉える視点を身に付けることや、校種間の連携を促進することを目的に毎年実施。

　現行の仕組みを生かしながら異校種間における人事交流を推進し、子どもの発達段階や成長を踏まえた教育活動の充実を図っている。

　４年度は、小学校から中学校に９人、特別支援学校に４人、中等教育学校に１人が異動。中学校への異動者のうち２人は、養護教諭だった。

　中学校では全１１人が校種間を異動。内訳は、小学校に３人、高校に１人、特別支援学校に３人、中等教育学校に４人となっている。小学校への異動者のうち、１人は養護教諭。

　高校からは、中学校と中等教育学校にそれぞれ２人ずつ、計４人が学校種をまたいで異動した。

　幼稚園からの校種間異動はなかった。

　市教委では「教職員が子どもの育ちや学びを連続して捉える視点を培うとともに、校種間の連携を促進するため、引き続き、異校種間の人事交流を推進する」と話している。

(札幌市 2023-01-30付)