札幌市中央図書館キャリア教育　やりたいこと挑戦して　モデル・大野さん来校　もみじの森小

（札幌市 2023-01-30付）

　札幌市中央図書館は、小中学生向けキャリア教育事業を各実施校で順次開催した。２０日に実施したもみじの森小学校（大嶋稔康校長）には、モデル・タレントとして活躍する大野ユリエさんが来校。６年生４９人に仕事のやりがいなどを伝え「やってみたいこと、興味のあることがあればどんどん挑戦してほしい」と呼びかけた＝写真＝。児童たちは、講話の内容を踏まえ、図書館等を活用しながら「将来なりたい職業」についての調べ学習を進めていく。

　同館は、子どもの読書チャレンジプロジェクトとして年齢に応じた読書活動推進事業を実施。子どもたちが読書の楽しさに触れ、読書の大切さを知る機会を創出することをねらっている。

　その一環となる小中学生向けキャリア教育事業は、図書館等を活用した調べ学習の推進、児童生徒への進路探究学習への視点などが目的。

　取組の一つとして、小中学生に人気の職業に就いている人を講師に迎えた職業講話を実施しており、本年度はもみじの森小、米里小学校、定山渓小学校の３校を実施校に指定した。

　２０日に実施したもみじの森小には、モデルやタレントとして活躍する大野さんが来校。

　大野さんは高校生の時、母親に勧められてファッションイベント「札幌コレクション」のオーディションを受けたことをきっかけにモデルの道を歩み始めた。ランウェイを歩くときは「緊張するが、あの場にいるときにしか味わえない感覚がある」とやりがいを話した。

　また、朝の情報番組にレギュラー出演するなどタレントとしても活躍中。「正しい情報を伝える責任感がある。視聴者に自分の思いが伝わるとうれしい」と述べた。

　様々な仕事に挑戦する大野さんの原動力は“やってみたい”という気持ち。児童に対し「やってみたいこと、興味のあることがあればどんどん挑戦してほしい」と伝えた。

　児童たちは今後、講話の内容を踏まえて「将来なりたい職業」についての調べ学習を進めていく。中央図書館は、調べ学習の手段として学校図書館、地域の図書館の利用促進を期待している。

(札幌市 2023-01-30付)