札幌市教委　組織規則等一部改正　主幹、副主幹を新設　職員の定年延長に伴い

（札幌市 2023-01-27付）

　札幌市教委は、行政組織規則等の一部を改正し、新たに主幹、副主幹の役職を設置可能とした。職員の定年延長に伴う対応。２４日の第１回教育委員会会議で承認された。

　地方公務員法の一部改正に伴い、定年を６０歳から６５歳までに段階的に引き上げるとともに、管理監督職勤務上限年齢制、定年前再任用短時間勤務制などを導入するため、関係条例の改正案を４年第４回定例市議会で可決した。

　条例改正を受け、人事委員会整備規則で新たに主幹、副主幹の役職を新設した。

　主幹は、管理監督職勤務上限年齢制の適用を受けて降任する局長職および部長職の職員を対象とした役職。非管理監督職の課長職として配置される。

　副主幹は、管理監督職勤務上限年齢制の適用を受けない係長職が対象で、係長職のまま配置される。６０歳を超える係長職が増加し、昇任数が減少することがないようにするための措置。

　市教委の行政組織規則の一部改正は、これらの改正を受けた対応となっている。４月１日から施行する。

(札幌市 2023-01-27付)