１４人・２校１園たたえ　札幌市教委　教育実践功績表彰

（札幌市 2023-01-27付）

札幌市教委教育実践功績表彰式

　札幌市教委は２５日、ホテルライフォート札幌で４年度教育実践功績表彰式を挙行した。本年度は１４人と２校１園が受賞。檜田英樹教育長が受賞者一人ひとりに表彰状と記念品を手渡し、学校教育の振興に寄与した功績をたたえた＝写真＝。受賞者を代表してあいさつに立った桑園小学校の出葉充校長は「今後もそれぞれの立場で未来を担う“自立した札幌人”の育成に努めるため一層精進していく」と誓った。

　表彰は、多様な実践活動によって日ごろから学校教育を支え、貢献している市立学校職員の功績をたたえるもの。

　平成１４年度から行っており、１９年度からは組織全体での取組として優れた成果を上げている学校等を表彰する学校表彰を加えた。

　開会に当たり檜田教育長は、受賞者の功績や努力をたたえた上で、年頭あいさつで職員に対し“縦の継続と横の連携”を意識した業務の推進を呼びかけたことに触れ「この受賞を誇りに変え、引き続きこれまで培ってきた優れた力をこれからも存分に発揮するとともに、縦の継続と横の連携を常に念頭に置き、子どもたちはもちろんのこと、周りの職員を巻き込みながら学校づくりの一翼を担ってほしい」と期待した。

　三戸部文彦教職員担当部長が受賞者の功績を紹介したあと、檜田教育長が一人ひとりに表彰状と記念品の盾を手渡し、功績をたたえた。

　市議会の村松叶啓文教委員長が祝辞を述べ「今後とも札幌市の教育の発展、札幌市の将来のため、なお一層活躍するとともに、あとに続く者への道しるべとなって教育への情熱と志を伝えてほしい」と呼びかけた。

　受賞者を代表してあいさつに立った出葉校長は“自分が歩んできた道が正解だったのか”と迷いを繰り返しながら過ごしてきたことを振り返り、この日を迎え「自らの歩みに自信を抱くことができるひとときを過ごしている」と述べ、関係者に謝意を示した。「私たちはたくさんの支えがあって今ここにいることを深く心に留め、今後もそれぞれの立場で未来を担う“自立した札幌人”の育成に努めるため一層精進していく」と誓った。

　本年度の受賞者はつぎのとおり。

＝敬称略、功績概要は後日掲載＝

▼個人表彰

▽出葉充（桑園小校長）

▽笹川恒春（北栄中校長）

▽佐藤淳洋（市立札幌北翔支援教諭）

▽照井史絵（北九条小教諭）

▽髙橋慶之（幌南小教諭）

▽飯尾周二（北郷小教諭）

▽飯嶋孝行（向陵中教諭）

▽中川幸樹（栄町中教諭）

▽楜澤美奈登（手稲中央幼教諭）

▽渡部成江（市立札幌大通高教諭）

▽黒井憲（市立札幌開成中等教育教諭）

▽小川美和（もみじ台中養護教諭）

▽岡本美千子（新陵中栄養教諭）

▽須摩健太（屯田北中学校事務職員）

▼学校表彰

▽幌西小学校（村上智樹校長）

▽前田小学校（森實啓之校長）

▽白楊幼稚園（松本美和園長）

(札幌市 2023-01-27付)