札幌市5年度当初予算案の教育関連事業②
(札幌市 2023-02-01付)

▼学校教育部

▽義務教育児童生徒遠距離通学助成費=5400万円

 遠距離通学を行う児童生徒に対する通学定期代の助成。

▽高校等生徒通学交通費助成費=1600万円

 石狩管内の高校等に通う生徒の通学交通費の助成。

▽高校改革費=1700万円

 進路探究学習の推進、広報活動を支援する市立高校コンシェルジュの配置、市立札幌大通高の外部人材活用など。

▽外国語指導助手関係費=6億2000万円

 129人。

▽算数にーごープロジェクト事業費=2億9900円

 全市立小学校の5・6年生における25人程度の算数少人数指導の実施および市独自カリキュラムの整備。

▽義務教育学校関係費(レベルアップ)=350万円

 5年度に開校する福移学園への時間講師の新規配置およびその他義務教育学校開校予定地区における開校準備など。

▽子どもの体力・運動能力向上推進費=160万円

 子どもの体力・運動能力の向上に向けた、学校における体育・健康に関する指導、取組への支援。

▽帰国・外国人児童生徒教育支援推進費=340万円

 日本語指導等が必要な帰国・外国人児童生徒の支援

▽人間尊重の教育推進費=180万円

 人間尊重の意識の醸成に係る、個別の人権課題等に対する取組における研究の推進。

▽小中一貫した地域とともにある学校づくり推進費(レベルアップ)=1200万円

 有識者等で構成される委員会での在り方に係る検討など家庭や地域と一体となって義務教育9年間の子どもの育ちを支えるためのコミュニティ・スクールの導入に向けた基本計画の新規策定など。

▽特別支援教育費=800万円

 市立高等支援学校2校への就労支援コーディネーター(各校1人)の配置など。

▽学びのサポーター活用費=1億9100万円

 特別な教育的支援が必要な子どもに学校生活上の支援を行うための学びのサポーターなどの配置。

▽医療的ケア児への支援体制推進費=1億100万円

 医療的ケアが必要な児童生徒が安全安心に学校生活を送るための看護師配置。

▽スクールカウンセラー活用費=2億4600万円

 いじめや不登校等の課題に対応する臨床心理の専門的知識を有するスクールカウンセラーの配置。

▽スクールソーシャルワーカー活用費=2500万円

 関係機関と連携して子どもや家庭の支援体制を整備するためのスクールソーシャルワーカーの配置。

▽部活動外部人材活用費=7200万円

 顧問の確保が困難であり、部活動の継続または新設が難しい中学校に対する部の運営・技術指導を行う外部人材の派遣。

▽相談支援パートナー事業費=1億2000万円

 不登校の子どもや家庭に対するきめ細かな支援を行う相談支援パートナーおよび担当区の小・中学校の不登校支援についての指導助言等を行う相談支援リーダーの配置。

▽進路探究オリエンテーリング事業費=1000万円

 専修学校・各種学校と連携した夏休み期間等における中学生対象の職業体験講座の実施。

▽観察・実験アシスタント事業費=1000万円

 小学校の理科の学習における観察・実験活動の充実を目的とした外部人材の活用。

▽いじめ対策・自殺予防費=1100万円

 教職員への研修、関係機関との連携協力会議の開催およびネットパトロールの実施。

▽課題探究的な学習モデル研究費=1900万円

 中等教育学校におけるIBカリキュラムや情報通信機器を活用した課題探究的な学習モデルの研究。

▽学校図書館活用促進費=1億700万円

 学校図書館の活用を促進し、児童生徒の読書活動の充実を図ることを目的とした図書館の環境整備等を担うボランティアの派遣および学校司書の配置。

▽特別支援教育地域相談推進費=4700万円

 特別な教育的支援を必要とする子どもに係る相談等を総合的に行う体制の整備。

▽市立幼稚園預かり保育費=6000万円

 市立幼稚園9園における預かり保育の実施。

▽幼児教育相談・支援体制推進費=1700万円

 就学前の幼児の教育相談や、特別な教育的支援を必要とする幼児への関わり方等を私立園等に助言する訪問支援を実施。

▽奨学金支給費=1億2400万円

 支給者数1500人。

▼中央図書館

▽さっぽろ読書・図書館プラン2022事業費(新規)=940万円

 「さっぽろ読書・図書館プラン2022」を推進するための図書館の将来の在り方に関する調査研究および企画事業の実施。

▽読書チャレンジ・子どもの読書活動推進費=610万円

 図書館デビュー事業、小中学生向けキャリア教育事業等の実施。

(札幌市 2023-02-01付)

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