浦河町内の全小・中に砂寄贈　安全で楽しい学校生活を　地元建設企業が地域貢献で

（学校 2023-02-01付）

子どもたちと砂まきを行った

　【苫小牧発】浦河町内の全小・中学校に、地元建設企業の（株）手塚組（浦河、手塚純一社長）が滑り止め用の砂を寄贈した。厳しい寒波が襲来する中、安全で楽しい学校生活をと願ったもの。

　国道の維持除雪を担当する同社は、冬道の路面の凍結・積雪で転倒する事故などを懸念。１０年に１度の寒波が襲来する中「子どもたちにけがをしないでほしい」と考え、１月２３日から２６日にかけて、町内小中７校に砕石を寄贈した。

　最終日は、開発局室蘭開発建設部発注「２３６号浦河町浦河道路維持除雪ほか一連」工事の田名部正現場代理人をはじめ、北上鉄人常務取締役営業本部長ら４人が浦河東部小学校を訪れ、３００袋の砂を寄贈。児童会などの子どもたち約３０人と砂まきを行った。

　「砂をまくとツルツルでも転びにくくなるんだよ」などと説明した上で、子どもたちにも作業しやすいようペットボトルに詰めた砂を渡し、児童と一緒に校庭と校庭前の横断歩道周辺に砂をまいた。

　子どもたちは寒波の中でも元気いっぱいで「みんなが転ばないように」と願いながら砂まきに取り組んだ。

　児童会長の鷲尾隆太さん（６年）は「僕たちの安全のため、砂を大量にいただき、ありがとうございます」と謝意を示した。

　田名部現場代理人は「登下校時に圧雪や凍結で転倒しやすい時期。砂を活用することで、けがをせず楽しい学校生活を送ってもらえれば」と話した。

(学校 2023-02-01付)