札幌市中学校教頭会　１月研修会　評価・評定の課題確認　活動方針や事業計画を協議

（札幌市 2023-02-02付）

　札幌市中学校教頭会（林康弘会長）は１月２３日、ホテルライフォート札幌で１月定例会・研修会を開いた＝写真＝。５年度の活動方針および事業計画、研究計画などを協議したほか、評価・評定に関する各校の課題や取組について確認した。

　開会あいさつに立った林会長は、今回の定例会・研修会が一堂に会する本年度最後の機会となるとした上で、全日研修会を３年ぶりに開催できたことなど１年間の活動を振り返り、会員や関係機関に謝意を示した。

　また、５年度の活動内容の検討や総会の準備を控えており「役員や運営についての相談で皆さんに声をかけることがあるかもしれない」と述べ、協力を呼びかけた。

　議事では、５年度の活動方針および事業計画、研究計画などについて協議。

　研究計画については、５年度から新たな３ヵ年継続研究が開始されることから、全国公立学校教頭会、道公立学校教頭会の研究主題などを踏まえ「未来を切り拓く力を育む　魅力ある学校づくり」を主題、「夢と志をもち未来を切り拓く力を育む　活力ある学校づくりの推進」を副主題に掲げる案を示した。

　また、昨年１２月に実施した評価・評定に関する各校の課題についての調査の集約結果を報告。評価方法、評価の活用について各校が抱えている課題、課題に対する各校の取組を紹介した。

　研修会では、札幌市子ども発達支援総合センター子ども心身医療センターの米島広明児童精神診療係長が「配慮を要する子どもたちへの支援」と題して講演。

　具体的な事例を示しながら、発達障がいなど支援を要する児童生徒が抱える困り感を説明した。学校との連携に当たっては「困った行動をなくすために、どのような対応をしたら良いかを考える」から「“どのような良い行動を増やしたい”“どう成長させたい”という話題が多くなる」話し合いになるよう、視点を転換する重要性を伝えた。

(札幌市 2023-02-02付)