5年3月新規高卒者〈12月末現在〉 就職内定86・4% 道労働局 道内求人3・41倍
(国 2023-02-13付)

 道労働局は、今春卒業を予定している道内新規高校卒業者の職業紹介状況(昨年12月末現在)をまとめた。就職内定率は、前年同月を1・0ポイント下回る86・4%。道内求人倍率は0・59ポイント上回る3・41倍となった。

 求職者数は、9・8%減の5183人。男女別にみると、男子が10・5%減の2861人、女子が8・9%減の2322人となった。

 これに対して、道内求人数は、9・1%増の1万7680人。

 地域別にみると、札幌が11・3%、函館が13・7%、北見が15・4%増加するなど、全道20地域のうち18地域で前年同月を上回った。

 産業別では、製造業が12・7%、宿泊業・飲食サービス業が26・8%、サービス業が22・8%増加するなど、多くの産業で前年同月を上回った。

 道内求人倍率は、0・59ポイント増の3・41倍となった。

 就職内定者数は、10・8%減の4479人。男子が12・2%減の2476人、女子が9・0%減の2003人となった。

 内定率は、1・0ポイント減の86・4%。男子が1・7ポイント減の86・5%、女子が同率の86・3%となった。

 未内定者数は、3・0%減の704人。男子が2・1%増の385人、女子が8・6%減の319人となった。うち全体の96%に当たる676人が道内の就職を希望している。

 今後、ハローワークは、未内定者に就職を諦めさせないため、担当者制によるきめ細かな個別支援を実施するほか、就職活動の長期化や内定が得られないことによる心理的負担を軽減するため、ケアが必要な生徒に対して、新卒応援ハローワークの臨床心理士による心理的ケアなどを行うとしている。

(国 2023-02-13付)

その他の記事( 国)

文科省 企業家教育を全国展開 7大学でプログラム開発 省庁横断・産官学連携で推進

 文部科学省は新年度、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育の対象を小中高生へと拡大する「EDGE―PRIME Initiative」を開始する。北海道を含む全国7地域の大学で教育プログラ...

(2023-03-06)  全て読む

兼職兼業の手続きを整理 地域クラブ指導で手引 部活動改革へ3省庁

 文部科学省、スポーツ庁、文化庁は「公立学校の教師等が地域クラブ活動に従事する場合の兼職兼業について」を公表した。地域クラブ活動で教師が指導するために必要な手続きや留意事項、具体例を整理した...

(2023-02-16)  全て読む

文科相 不登校対策の方向性 多層的学び場を確保 全不登校児童生徒へ支援・対応

 永岡桂子文部科学大臣は、14日の不登校に関する調査研究協力者会議で「全ての不登校児童生徒の学びの場の確保」など4点を柱とする不登校対策の方向性を示した。不登校特例校、教育支援センター、スペ...

(2023-02-16)  全て読む

8年度から「情報」追加 高卒認定試験に文科省 問題例公表など周知・準備へ

 文部科学省が設置する生涯学習分科会は13日の会議で、8年度から高校卒業程度認定試験科目に「情報」を追加する方針を示した。新学習指導要領での必履修科目であり、7年度大学入学共通テストの出題教...

(2023-02-15)  全て読む

文科省事業指定校の鷹栖高 自分の気持ちを知って ストレス対処で臨床心理士

鷹栖高・ストレス対処グループディスカッション  【旭川発】文部科学省委託事業の高校生ステップアップ・プログラム実施校の鷹栖高校(大橋一夫校長)は1日、同校で「ストレス対処能力の育成 グループディスカッション」を開いた。こどものこころの相...

(2023-02-13)  全て読む

好事例創出へモデル事業 教員のメンタルヘルス対策 病気休職の原因分析等 文科省

 文部科学省は来年度、教員のメンタルヘルス対策に関する調査研究事業の新規着手を計画している。委託自治体において精神疾患による病気休職の原因や対策のモデル事業を実施。セルフストレスチェックの促...

(2023-02-08)  全て読む

文科省 GIGA特別講座第5弾 3月14日配信決定 量子力学の実験現場から

 文部科学省は、GIGAスクール特別講座の第5弾「量子力学100年の謎と量子コンピュータへの挑戦!」を3月14日午後3時15分から実施する。  分子科学研究所の大森賢治教授が量子力学を解説...

(2023-02-07)  全て読む

いじめ重大事態の対応改善へ 国が情報集約、助言体制強化 全国の事案、政策立案に活用

いじめ重大事態対応の5年度方向性  国は来年度、全国の教育委員会からいじめ重大事態の情報を集約し、対応の改善を図る新たな制度の枠組みを検討している。文部科学省とこども家庭庁が情報を共有して適宜状況を把握するとともに、対応に苦...

(2023-02-06)  全て読む

不登校の早期発見・支援へ3対策 端末活用など 年度内に 永岡文科相が表明

 永岡桂子文部科学大臣は1月31日の記者会見で、端末を活用した早期発見・支援など3本を柱とする不登校対策を本年度中にまとめる考えを示した。小・中学校における3年度の不登校児童生徒数は約24万...

(2023-02-02)  全て読む

コロナ禍の学生間交流へ 27大学の好事例紹介 日本学生支援機構

 日本学生支援機構はコロナ禍における学生同士の交流に関する取組事例集(増補版)を取りまとめた。オンラインを活用した交流機会の創出や留学生交流など、創意工夫あふれる27大学30件の取組を紹介。...

(2023-02-01)  全て読む