コロナ禍の学生間交流へ 27大学の好事例紹介 日本学生支援機構
(国 2023-02-01付)

 日本学生支援機構はコロナ禍における学生同士の交流に関する取組事例集(増補版)を取りまとめた。オンラインを活用した交流機会の創出や留学生交流など、創意工夫あふれる27大学30件の取組を紹介。今後の学生間交流の促進の検討に当たり各大学等で活用するよう呼びかけている。

 事例集はコロナ禍における学生間の交流等の取組の具体例を広く情報提供するため4年8月に作成。3年度に実施した大学等における学生支援の取組状況に関する調査をもとに学生間の交流の促進に有益と考えられる取組を選定しており、その後寄せられた事例を追加して増補版として公表した。

 道内の事例をみると、主に新入生を対象に、オンライン上で学生同士が交流する仲間づくりイベントを実施する北海道情報大学の「仲間づくりプロジェクト」の取組を紹介。オンライン会議システムを使用した部活・サークルの紹介やメタバースを使用したバーチャル空間におけるアトラクション、学生による学科紹介などを行った。

 増補版では武蔵野大学の「SNS(Yammer)を通じたクラブ紹介」、東海大学の「しゃべりBAR」「Tokai Hygge」、津山工業高等専門学校の「来日前留学生に対する事前ケア」「中四国地区高専留学生オンラインイベント」の3校5件を新たに追加。このうち武蔵野大では、クラブ紹介をするコミュニティーをSNS上に用意して各クラブ団体のアカウントから新入生向けの各クラブのイベント情報や練習の様子を発信。新入生には入学の際にログイン方法を記載した資料を配付し、コミュニティーへの参加を促した。

(国 2023-02-01付)

その他の記事( 国)

5年3月新規高卒者〈12月末現在〉 就職内定86・4% 道労働局 道内求人3・41倍

 道労働局は、今春卒業を予定している道内新規高校卒業者の職業紹介状況(昨年12月末現在)をまとめた。就職内定率は、前年同月を1・0ポイント下回る86・4%。道内求人倍率は0・59ポイント上回...

(2023-02-13)  全て読む

好事例創出へモデル事業 教員のメンタルヘルス対策 病気休職の原因分析等 文科省

 文部科学省は来年度、教員のメンタルヘルス対策に関する調査研究事業の新規着手を計画している。委託自治体において精神疾患による病気休職の原因や対策のモデル事業を実施。セルフストレスチェックの促...

(2023-02-08)  全て読む

文科省 GIGA特別講座第5弾 3月14日配信決定 量子力学の実験現場から

 文部科学省は、GIGAスクール特別講座の第5弾「量子力学100年の謎と量子コンピュータへの挑戦!」を3月14日午後3時15分から実施する。  分子科学研究所の大森賢治教授が量子力学を解説...

(2023-02-07)  全て読む

いじめ重大事態の対応改善へ 国が情報集約、助言体制強化 全国の事案、政策立案に活用

いじめ重大事態対応の5年度方向性  国は来年度、全国の教育委員会からいじめ重大事態の情報を集約し、対応の改善を図る新たな制度の枠組みを検討している。文部科学省とこども家庭庁が情報を共有して適宜状況を把握するとともに、対応に苦...

(2023-02-06)  全て読む

不登校の早期発見・支援へ3対策 端末活用など 年度内に 永岡文科相が表明

 永岡桂子文部科学大臣は1月31日の記者会見で、端末を活用した早期発見・支援など3本を柱とする不登校対策を本年度中にまとめる考えを示した。小・中学校における3年度の不登校児童生徒数は約24万...

(2023-02-02)  全て読む

文科省 首長・自治体連携支援 地方教育行政の連携促進 教育委員会共同設置へ検討

 文部科学省は来年度、地方教育行政における連携促進事業の新規着手を計画している。総合教育会議における外部人材参画を支援し首長部局の連携促進を図るほか、小規模自治体における教育委員会の共同設置...

(2023-01-31)  全て読む

インクルーシブ教育推進へ 「共生教育推進学校」創設を 文科省有識者会議で提案

 文部科学省の「通常の学級に在籍する障がいのある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議」は25日、これまでの審議内容を踏まえた報告素案を示した。特別支援学校と小・中学校や高校との一体的連携...

(2023-01-30)  全て読む

文科省 今期通常国会提出へ 日本語教育教員資格を創設 私学ガバナンス改革など4法案

 文部科学省は23日開会の第211回通常国会において私立学校法の一部改正など4つの法案の提出を予定している。役員資格や選解任の手続きの見直しなど私立学校におけるガバナンス改革を推進するほか、...

(2023-01-25)  全て読む

文科省 夜間中学等実態調査 多様な入学理由明らかに 不登校受入「未検討」4分の3

夜間中学の入学理由  文部科学省は夜間中学等に関する4年度実態調査を公表した。公立夜間中学の入学理由は日本国籍の生徒は「中学校の学力の定着」、外国籍の生徒は「日本語能力の習得」が最も多く、多様な背景の生徒から様...

(2023-01-25)  全て読む

3年度高校インターンシップ実施率 札幌市100%、道71%に 中学校の職場体験 道内5割超

 国立教育政策研究所がまとめた職場体験・インターンシップ実施状況の3年度調査によると、公立高校におけるインターンシップの実施率は札幌市が100%、札幌市を除く道内が71・1%といずれも全国平...

(2023-01-24)  全て読む