優秀賞　札幌南が丘中・佐久間教諭　最優秀賞に伊達高等養護　第２８回日教弘教育賞論文

（関係団体 2023-03-01付）

　公益財団法人日本教育公務員弘済会（日教弘、岩田將之理事長）は、第２８回「日教弘教育賞」論文の受賞者を決定した。学校部門では、伊達高等養護学校（淺井謙作校長）が最優秀賞に輝いた。個人部門では、札幌市立南が丘中学校（中川桃子校長）の佐久間勇史教諭が優秀賞を受賞した。

　教育の振興を目指して活動する日教弘は、奨学事業、教育研究助成事業、教育文化事業、福祉事業などを推進している。その一環として、平成７年度に日教弘教育賞を制定。教職員の教育実践等を奨励するもので、学校部門、個人部門の２部門で実践論文を募集している。文部科学省後援。

　２８回目を迎えた本年度は「学校の実態を踏まえ、明日の教育を考える」を主題に、応募者が具体的な研究主題を設定し、論文をまとめた。

　全国で、学校部門１５２８編、個人部門１５４０編の中から、都道府県各支部推薦の教育論文（学校６７編、個人５１編）を、学識経験者や学校関係者らで構成する選考委員会で審査。２編を選ぶ最優秀賞には、いずれも学校部門から選出した。うち１校は伊達高等養護の研究論文「藍で繋がる伊達藍プロジェクト～“地学協働”を意識した地域と共に歩む学校づくりを目指して」が輝いた。

　論文は、日教弘道支部の本年度教育研究論文学校部門で特選を受賞し、北海道代表として推薦されていた。

　また、個人部門では、札幌市南が丘中の佐久間教諭がまとめた「“生徒の主体的取組を核とした課題探究的な自立学習”に関する授業～令和時代における授業スタイル・誰一人取り残さない未来への教育実践へと広げる取組」が実質第１位に当たる優秀賞を受賞した。

　日教弘道支部は「最優秀賞と優秀賞を同時にいただいたことは、本道の教育実践が高く評価されたことの証左」とたたえた。

　表彰式は、９日に南が丘中、１０日に伊達高等養護でそれぞれ執り行われる。

(関係団体 2023-03-01付)