緩和求める陳情初審査　札幌市議会　学校現場コロナ対策

（札幌市 2023-03-06付）

　札幌市議会文教委員会は２月２７日、学校現場における新型コロナ感染対策の緩和求める陳情を初審査した。陳情は、保護者らでつくる市民団体「全国有志子どもを思う会北海道支部」（千葉繭代表）が提出した。

　同会は、マスク着用ルールに学校間で差があることや、様々な理由で着用が困難な子どもに対する差別があることを指摘。その上で、市が感染対策緩和へ取り組んでいく姿勢を、市民に対するメッセージなどの形で発信することを求めた。

　市教委は「今後も国から示される留意事項を学校側に丁寧に伝える」と説明。市議からは「国と道、市の感染症対策を整理するべき」「“５類”移行後を見据えた取組が必要」といった意見が上がり、継続審査することを決めた。

　また、継続審査としていた、北海道子どもの健康を考える会札幌支部が提出した給食時間の黙食緩和などを求める陳情も、引き続き審査するとした。

(札幌市 2023-03-06付)