札幌市社連　５年度総会　委員長に千葉氏　三里塚小　１１月の全道大会へ各部連携

（札幌市 2023-04-12付）

あいさつに立つ千葉新委員長

　札幌市社会科教育連盟（札幌市社連）は８日、ホテルライフォート札幌で５年度総会を開催した。新たな３ヵ年継続研究主題「社会とつながり、価値を創造する北国の子の育成」を掲げ、１１月に開かれる全道大会の成功に向けて各部の連携を推進することなどを確認した。役員改選では、三里塚小学校の千葉一博校長を新委員長に選出した。

　議事では、５年度の各部業務・事業計画や会計予算案などについて審議。

　本年度から、研究主題「社会とつながり、価値を創造する北国の子の育成」、副主題「見方・考え方を鍛え、確かな社会認識をもとに未来を志向する社会科の学び」を掲げた新たな３ヵ年継続研究が始まる。これを踏まえ、活動方針には、研究内容の一層の共通理解と深化を目指し、各部の計画の調整・連携を図ることを示した。

　また、小・中各研究部の下に研修部会を設置。会員や会員以外のニーズに応じ、テーマを設けて話し合ったり、各種学習会やセミナーの企画を進めたりすることで、社会科の授業改善や学力向上に資するよう工夫改善を図るとした。

　１１月２４日に第７８回道社会科教育研究大会札幌大会の開催を控えていることから、本年度の重点には「１１月の全道大会を見据え、研究の歩みを加速させることができるよう研究推進および運営を支えていく」を掲げた。大会の成功に向けて、各研究部における活発な研究活動や連携を推進する。

　役員改選では、三里塚小の千葉校長を新委員長に選出。千葉新委員長は「会員一人ひとりの“解釈”を大事にする研究を紡いでいきたい」と述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり

　　＝全員校長、敬称略＝

▽委員長＝千葉一博（三里塚小）―新

▽副委員長＝松尾則明（清田南小）、山本秀夫（真栄小）―新、橋本隆（川北小）、平澤淳志（円山小）―新、千葉敏雄（新琴似中）―新、石川篤司（札苗緑小）―新、太田和幸（月寒中）―新

▽会計＝伊原隆之（栄北小）―新

▽監査＝三浦聡（琴似小）、末原恵蔵（元町小）―新

▽事務局長＝佐野浩志（山鼻小）―新

(札幌市 2023-04-12付)