５年度ＣＳ導入道立校　特支２３校　設置率１００％に　高校は伊達開来など１７校

（学校 2023-04-17付）

　道教委は本年度、道立高校１７校、道立特別支援学校２３校に学校運営協議会（コミュニティ・スクール＝ＣＳ）を導入する。単年度の導入校数として過去最多となり、特別支援学校では設置率１００％を達成した。地域との連携・協力体制の一層の強化に伴い交流・共同学習の充実、他校種との連携、地元企業等の協力による就業体験学習など地域資源を活用した教育活動の一層の充実が期待される。

　学校運営協議会は保護者・地域住民で選出される委員で構成。①教育課程の編成等に関する基本方針の承認②学校運営や職員任用に関する意見③学校運営の状況の評価④保護者・地域住民等への活動状況の公開、学校運営や必要な支援に関する協議結果の情報提供―などの役割を担う。

　特別支援学校のCS設置校は前年度と比べ２３校増の５９校。本年度CS導入校のうち、美深高等養護学校、札幌養護学校、星置養護学校、平取養護学校、紋別養護学校、手稲養護学校は本校・分校の合同設置となった。

　高校は１７校増の４３校で、道立高校全体に占める設置率は２２・７％。道教委は昨年６月に道立高校の学校運営協議会設置の基本方針を改定し、要件の一つだった「全小・中学校におけるＣＳ導入」を削除。各高校におけるＣＳ導入の検討を加速化する方針を示している。

　５年度のＣＳ導入校はつぎのとおり。

【高校】

▽胆振＝伊達開来、厚真

▽日高＝富川

▽渡島＝南茅部、森、長万部

▽檜山＝江差、上ノ国、檜山北

▽上川＝名寄

▽留萌＝苫前商業、天塩

▽宗谷＝枝幸

▽釧路＝釧路東、弟子屈

▽根室＝標津、羅臼

【特別支援】

▽空知＝美唄養護

▽石狩＝札幌聾、札幌養護、星置養護、手稲養護、拓北養護

▽後志＝高等聾、

▽胆振＝室蘭聾

▽日高＝平取養護

▽渡島＝函館聾

▽上川＝旭川盲、旭川聾、旭川高等支援、美深高等養護、鷹栖養護、東川養護

▽オホーツク＝紋別高等養護、紋別養護、北見支援、網走養護

▽十勝＝帯広盲

▽根室＝中標津支援

(学校 2023-04-17付)