北斗市教委　４年度体力調査結果　体力合計点　全校種で全国超　全学年の体力テストなど成果

（市町村 2023-04-24付）

北斗市の４年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果（クリックすると拡大表示されます）

　【函館発】北斗市教委は、４年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を公表した。体力合計点は全ての校種で全国平均を上回った。うち小５女子は全種目で全国平均超。市教委は「全学校、全学年で体力テストを行ったり、各校がコロナ禍でも運動の楽しさを味わわせる教育活動に取り組んだりしている成果」と評価している。

　調査の対象は小５が１１校３６６人、中２が５校３３５人。全国平均を５０・０としたＴ得点の体力合計点と比べると、小５男子は５２・３ポイントで２・３ポイント、小５女子は５６・０で６ポイント超。中２男子は５１・７ポイントで１・７ポイント、中２女子は５１・８ポイントで１・８ポイントそれぞれ上回っており、全校種で好結果を残した。

　種目別にみると、小５男子は「長座体前屈」「反復横跳び」などが前年度の記録を超えており、６種目で全国平均を上回ったほか、小５女子は全８種目で全国平均を超えた。

　中２男子は「立ち幅跳び」「ハンドボール」など４種目で全国平均超。全国平均に届かなかった「２０㍍シャトルラン」「５０㍍走」においても前年度より記録を伸ばしている。

　中２女子は「上体起こし」「５０㍍走」以外の７種目で全国平均を上回っているほか「握力」「上体起こし」以外の全種目で前年度の記録を超えた。

　児童生徒質問紙調査では「体育の授業で目標を意識して学習し、できるようになった」「自分に合った練習を選択し、できるようになった」と答えた割合が全校種で前年度より上昇しているとともに、全国平均より高い。

　全市立小・中学校では長年、児童生徒が目標を持って体力づくりに取り組めるよう、全学年で新体力テストを実施したり、友人同士で運動を楽しめるように学校行事を工夫したりして、体力向上につなげる取組を実践している。　

　市教委は今回の調査結果について「全学年で行う新体力テストで経年変化を分析したり、コロナ禍においても体育の授業や学校行事などで運動を楽しめる活動に取り組んだりしている成果」と評価。「今後もＩＣＴを活用した視覚的な指導など、児童生徒の興味・関心を高める活動を続けてほしい」と期待を寄せている。

(市町村 2023-04-24付)