３月末道内新規高卒者職業紹介状況　内定率　９８・７％に上昇　求人倍率は３・４６倍に

（国 2023-05-16付）

道労働局・道内求人・就職内定・道内求人充足状況（クリックすると拡大表示されます）

　道労働局は、道内新規高校卒業者の職業紹介状況（３月末現在）をまとめた。就職内定率は、前年同月を０・４ポイント上回る９８・７％。道内求人倍率は、０・５５ポイント上回る３・４６倍だった。

　求職者数は、前年同月比８・３％減の５１９３人。男女別では、男子が９・０％減の２８８１人、女子が７・５％減の２３１２人となった。

　これに対して、道内求人数は、９・０％増の１万７９４６人。

　地域別では、札幌が１１・１％、函館が１３・３％、北見が１６・５％増加するなど、全道２０地域のうち１８地域で前年同月を上回った。

　産業別では、製造業が１２・８％、サービス業（他に分類されないもの）が２４・０％、宿泊業・飲食サービス業が２０・７％増加するなど、多くの産業で前年同月を上回った。

　道内求人倍率は、０・５５ポイント増の３・４６倍。

　就職内定者数は、７・９ポイント減の５１２７人。男子が８・７％減の２８５０人、女子が７・０％減の２２７７人だった。

　内定率は、０・４ポイント増の９８・７％。男女別にみると、男子が０・３ポイント増の９８・９％、女子が０・５ポイント増の９８・５％となった。

　未内定者数は、３０・５％減の６６人まで減少。男子が２９・５％減の３１人、女子が３１・４％減の３５人と大幅に減少した。うち全体の９５・５％に当たる６３人が道内の就職を希望している。

　ハローワークでは、未内定者が１人でも多く卒業までに内定を得られるよう、就職支援ナビゲーターが電話等によってハローワークへの誘導を行い、担当者制によるきめ細かな個別支援を行っている。卒業までに就職が決まらなかった未就職卒業生に対しても、引き続き、ハローワークへの来所勧奨、求人情報の提供、就職活動に関するアドバイスなど、個別支援を徹底する考え。

(国 2023-05-16付)